角栓とは
角栓とは、古い角質やゴミなどの汚れが余分な皮脂と混ざり合い、酸化して発生する物質のことです。
角栓は毛穴に老廃物として詰まります。最初は白色の角栓ですが、長時間放っておくと酸化し黒ずみを帯びるようになり、酸化して過酸化脂質となった角栓は粘着力が強くなり、ちょっとやそっとでは毛穴から除去できなくなってしまいます。
その上、出口である毛穴が古い角質によって閉ざされてしまうので毛穴の中はどんどん汚れが詰まっていきます。
また、毛穴の黒ずみの原因の中には、乾燥や水分不足による角質層の異常が考えられます。毛穴の黒ずみのないきれいな肌は透明感やみずみずしさを持っていますが、くすみのあるキメの粗いお肌の人は乾燥や水分不足によってお肌の角質層が厚く肌が硬くなっています。
肌の乾燥によって角質が厚くなると汚れが落ちにくくなり毛穴をふさいでしまうのです。本来、肌は約28日周期で生まれ変わっており、古い角質は新しい角質へと変化します。このターンオーバー機能が正常な状態では、古い角質は自然にはがれ落ちてなくなります。
しかし、加齢やストレス、生活習慣の乱れによってターンオーバー機能が衰えると、古い角質がそのまま残留し、どんどん堆積するようになります。すると、角質が厚みを帯びて固くなり、毛穴にフタをして皮脂の出口をふさいでしまいます。出口を失った皮脂は毛穴に蓄積され、やがて古い角質と混ざって角栓に変化してしまうのです。